トビラノのブログ

毎日エッセイを書いています

スワイプ殴る - 2021年6月11日の日記

 

昨日の夜寝る前にSurface購入を検討して製品ページを眺めてたら、朝起きると家にSurfaceが届いている夢を見た。

 

今日の絵です。

 

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午前中に絵を描くのが日課として身体に染みついてきた。

良い絵を描こうとか誰それのイラストみたいに…とか余計なことは考えずに、今自分が気持ちいいと感じることだけに集中して手を動かしたら勝手にできてた!昨日会ったこのネコちゃんのことを本当に好きな気持ちが絵に表れてる。なかなか良い絵でしょ。でも、もっと先にいけると思う。

気持ちいいことだけに集中すると自然と描きたいものが見えてくるのがよくわかった。「何を描こうかな」と考える必要はない。ただ心の目を内側に向けることだけが重要で、それ以上に重要なことは何もない。

絵、楽しい!

 

 

午後から1時間ほど自由にピアノを弾いた。これも「何を弾こうかな」とは考えず、てきとーに弾いた音から連想ゲームで自分が気持ちいいことだけに集中して好きに弾いたら勝手に手が動いた。絵と同じだった。

 

ピアノ弾いたあと、午後は読書をすることにしているので、なんか本でも読もうとおもって家の本棚で見つけた徒然草の現代語訳を手にとってみた。そしたら「つれづれなるままに………」でお馴染みの序段を読んだだけで自分でもびっくりするほど感動してしまい、しばらく本を閉じて感慨に耽った。ほんと感動したので以下、引用します。

 

 やり場もない所在なさに耐えて、日暮し硯に向かって、心に映っては消えるとりとめないことを、脈絡もなく書きつけていると、いつか私の心は無気味にももの狂おしい気分に満たされる。(山崎正和徒然草方丈記』2001年、学研M文庫)

 

最後のフレーズ、原文だと「あやしうこそものぐるほしけれ」の部分、これは潜在意識的「気持ちいいこと」そのものじゃないか!筋道立てて考えようとしたりせず、心に浮かんだ「気持ちいいこと」をそのまま書くという(身体的な)行為によって顕在意識と潜在意識が混ざり合ってゾーンに入っていく現象の記録だ、これは。こんなに必要十分で感動的な文章を国語の時間にボケッと聞き流していたのがもったいないし、国語の先生ももっとこの素晴らしさを溢れんばかりのパッションで生徒に伝えてほしかった。

あまりにも感動したので序段以外は読まなくてもいい気がして、迷ったけど、でもその先も読んでみることにした。まだ途中だけど、各段の内容は割と「ふーん」ってことが書いてある(今のところは)。でもこの「ふーん」をつれづれなるままに書くうちにあやしうこそものぐるほしくなるんだよ、ということを序段で示しているおかげで、「ふーん」がただの「ふーん」に留まらない、留めさせてくれない魅力を放っている。

これは私の日記にも同じことが言える。日記という一応のとっかかりを頼りに今考えてることをワーッと書き殴って(スマホで入力してるので、実際には“スワイプ殴って”)いると、なんか楽しくなってくる。ハイになって目がギンギラギンに冴えてくる。

 

夕方、ボ・ガンボスの『宇宙サウンド』という映像作品を見た。もともとはVHSで出てたけど後にDVD化された。ボ・ガンボスがサイケなステージでサイケな衣装着てぶっ飛んだ曲を演奏しててんやわんやになる、ライブ映像なのかどうかもよく分かんないやつ。今までに見た映像の中で一番テリヤキヨーコみたいだった。

 

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夕食時に父が学生時代のどんとの面白い話を聞かせてくれて、あまりに面白くて大笑いした。面白い人の話を聞くのは楽しいなと思った。